半袖の魂

Tシャツってアートじゃないですかあ。

それを着ることで自分の何かを表現することも出来るアイコンでもあるじゃないですかあ。

Tシャツえらぶのすごい楽しい。

着て出かけるのも楽しい。出勤すら楽しい。

やあ、Tの季節が来ましたね。

T着たり、T着ている人を見たり、T褒めたり褒められたり怪訝な顔をしたりされたり、場に出されたTの効果で相手プレイヤーにダイレクトアタックしたりされたり、あるいはTで会話、Tで華さくカンケイもあるし、Tで淹れるコーヒーの味も変わりましょう。

Tとの出会いは、点と点の出会いです。

なんとなくで選ぶことは不可能。

唯一無二の人生で研いだ自己の槍の切っ先と、Tのグラフィティにより発現した指向性のある呪いの出会い。

チョイスに人柄出具合おもしろいですよね。

すれちがう見ず知らずの人でも素敵なTを着ていたら、仲良くなれそうな気がする。

あなたとわたしのリクルートスーツ。

Tを着よう。

しかし、Tを着ないという選択もしよう。

それは、Tを着ないという主張(T)を着ることです。

なので、誰もがTを着ている。

知性ある我々にんげんは、つまり、物心ついた瞬間、魂にTを着ている。

魂に着たTを見せたいなら、そのTと似たTを着よう。

魂に着たTをみだりに見せたくはないが、そのTの秘めた光や香りを表したいなら、生き様で示そう。

人=T

小学校に入学すると、最初に習う公式だ。

それは、内省を計る指針。

人を見ればTが視え、Tを見れば人が透ける。

成長とともに、Tを着替える。着なくなるTが心の部屋の隅に積み上がる。

ときどき、その布の山から一枚を手にとって広げてみると、なんかまた着てもいいかもな、と思えたりもする。着たら案外しっくりくる。

背伸びした時期もあったが、いまは謙虚になった自分もいる……と、着用した古いTを見下ろして思うだろう。

お気に入りも、着なくなったものも、自分で選んだTだ。誇りを持とうじゃないか!

……。

はい、まあ、要約すると、

今日着てたTシャツ褒められて嬉しかったよ^^v

ということを伝えたいのだ。