未知の領域への燃料は心臓削り節

先月の日記で、職を求めてハローワーク行ったとき、
ちょっとかわいいと思って顔を見ようと思い
ぼくが待ち伏せた女性・ミサさん(仮名)に声をかけられて、
駅までの道を聞かれたのがきっかけで
メアド交換したということを書きましたけど、
ちょっと進展がありました。
今回は、女性と縁のない23才男の
とても個人的な煩悶ををたらたら書きますね。

その後も就活の状況とか報告しあってたんですけど、今週はじめ、
「明日○○駅に行く用事あるんですが、時間ありますか?」
ってメールが来ました。
会いましょう、ってニュアンスです。
えーっ! やばい! と思いました。
かなり奥手かつ人見知りなぼくからすると、
前10分間くらい会ってメール数回交換しただけなのに、
なんで誘えるんだろう! と、
うれしい以上に焦りと混乱が渦巻きます。
おてんと様の下で生きてれば、これって普通のことなんでしょうか。
向こうにそんなつもりは微塵もなくても、
女人とふたりで会うなんて、考えるほど未知数で、
黒く巨大な円盤のときおり無数の赤い筋状の光が
表面を走るタイプのやつが、ごうんごうん下りてきて、
キャトルミューティレイションされようとしています。どきどき。
自身ないです。ないわあ。
腰引けて、適当な理由でっちあげて
先延ばしにしちゃいそうになりますけど、
びくびくしてる心中はおくびにも出さず
「時間だいじょうぶですよ~(^o^)/」
という、むやみに挙手する能天気な男をかたどった
顔文字つきのメールを、目の下ぴくぴくさせながら送信しました。
へひへひへひ……送っちゃった、ぴくぴく。
といった感じですね。
でもまあ、やっぱり、うきうきします。

そんなこんなで、企業の採用面接の4倍くらい緊張しながら、
一昨日の木曜に会いました。
改めて見ると、小さいです。(ちなみに年上の方です)
ミサさんの用事まで3時間ほどあったのですが、
不安だらけだった反面、時間はあっと言う間に過ぎました。
間をもたせることだけ考えてて、
他のこと考えるひまなかったからかも。
スタバでコーヒー飲みながら、
近況とか仕事のこととか、趣味とかのことお喋りしました。
そのあとは雑貨屋やLoft行って、
ミサさんがアロマキャンドルとか入浴剤を
物色するのに付き合いました。
女の人と出かけてるって感じ。すごく新鮮。
へえ、バラですか。バラがいいんですねえ、へえ、とか。
それから、暗くなってきたころ、
ミサさんの用事のあるところの前まで行って別れました。
話してて、よしもとの劇場行ってみたいって言ってたので、
別れ際、「また、お笑いのライブでも見に行きましょ」と、
次につなげる意味で言いました。
「楽しみにしてます」と言ってくれました。
その後、はじめてのデートみたいなものを終えて
半ば放心状態のまま帰路につきました。
ミサさんと会ってた時間はずっと軽くテンパリ気味だったので、
後で思い返して、言わなくていいこと言ってたり、
気が利かなかったりがたくさんあったかも、と思いました。
そういえば向こうも、話が途切れないように気をつかってたのかも。
まあ、20分もたないと思ってた会う前の想定からいえば、
よくやったなあと思います。
やればできるじゃないか、と。
そのあともメールをちょっと交換しました。
その日、ミサさんからの印象はわるくなかったみたいです。
気が小さいもんで、
いろいろメールを曲解しようとしてしまうんですが、
その上でどうやら心配なさそう。
ただ自己評価では、今日の自分もそうですし、
これまでの自分の性格とかいろいろ顧みると、
なんでぼくなんかに? と思って素直な受取り方ができないです。
ぼくが自分に自信がない限り、
ずっと相手に対して負い目を感じたままで、
気持ちをすり減らしながら接しないといけません。
自分に自信を持つってことの大事だわ。
人見知りは見知らぬ他人に自分が何か負けてるっていう
勝手な思い込みから来るんでしょうから。
じゃあ、仕事かな。趣味でもいいですし。
行動を積み重ねて、自信は作っていかないと。
でないと、本当に気のおけない友達や彼女はできない、気がします。
話それましたが、ミサさんと会った日は楽しく、
自分の未来がちょっと明るくなった日でした。
うまく転がればいいのですが……。