目で観れて触れる音楽

音楽の所有のしかたについてだけど、

データだけ所持するのか

CDを買うか。

最近、CDを持つことが

ファッションに似てる気がしてきました。

ビームスで売ってるチェックシャツと

量販店のチェックシャツの差って

ぱっと見じゃわからない。

よくみてもわからない。

でもたぶん分かる人にはわかるんでしょうね。

こだわりの世界だと思う。

周囲に伝わらなくても自分はいいものを着ているという

自負が心地よかったり、

いいものを買うことがそのファッションへの

敬意のあらわれというか。

CDを買うこともそういう、

自分はこの音楽がこれくらい好きだという

意志表示の部分がおおきい気がする。

実際CDで買った音楽って、

中身の質に関係なく愛着がわく。

いや、ていうか、

服買うときの、

なんでこんな、あってもなくても

生活にたいした変化をもたらすわけじゃないものに

何千円もかけちゃうんだろうっていう感覚。

そういう感覚を抱きつつも結局買う。

でもいい服を着ている人と

服なんか布であればいいみたいな人を見くらべると、

ああ、いい服きるもんだなあと思う。

どんな服着ようとしょせん見た目だけのことだけど、

見た目には立ち居振る舞いが追従して

次いでは内面にまで影響するからあなどれない。

中身はいっしょじゃん! と、

CD買わずにレンタルCDをデータ化したり

YOUTUBEから録音したりするんだけど、

データじゃ人に見せられない。

自分の嗜好が自分の中だけで完結してしまう。

まあ、つまり、

今日CDかしてもらったんだけど、

こっちから貸すCDがねえぇー! という話。