幻を打ち破れ!

半年くらい前にホームページを作ったけど、
ことテキストをアップする機能に関して、
ブログのほうが圧倒的に楽なもんだから、
あっちぜんぜん内容増えない。
まあいい。本当に、まあいい。

あの、女がいて、
バイトしてるカフェに来た女がいて、
「お兄さんお金渡すから
あそこの花屋で花かってきてよ」
って言ってくる。
「え? いや、仕事中なんで、もうしわけないですが」
「タクシー呼んでよ」
「や、すみませんが」
「タクシーまで荷物持つの手伝ってよ」
「その、出口でてすぐのとこまでですね! よーし!」
女って腰90度に曲がったお婆さんなんですが、
従業員うちで「荒地の魔女」として有名な女で、
彼女が店に来るとき、なぜか必ず他に客がいない。
だから、彼女をタクシーへと送り届けたあと、
ふと、我に返ると、さっきまで誰もいないと思っていた
店のホールには何組かの客がいて、
「ちょっとぉ、ぼーっとしてないで注文取りに来てよ!」
って言ってきて、あれ? さっきのはいったい……
となる、とかそういう感じで、
実際に彼女は店に来てなくて、
幻術で我々の脳に干渉していただけなのではないか。
て感じで従業員うちで有名な女です。
やっかいな客です。
いや、でもこれは、
我々を試す試練かもしれない。
彼女は我々のサービスのちからを引き出す仙人なのか。
で、さっそくお客さんきて、コーヒーメーカー見てたので、
声かけてみると、買ってくれたではないか。
試練の成果か。
で、お釣り返すの忘れて「お客様ああ!」
ってダッシュする。