画期的なんだってよ!

芥川賞作成ツール』っていうのがあって、

要は枝分かれするリレー小説なんだけど、

誰でも書きこんでよくて、

好きな部分で好きなように枝分かれさせられる。

それまでの本筋が気に入らなければ、

自分で納得のいく話を書きこめばいいし、

そうして書きこんだ話を誰かが読んで気に入れば、

その別の誰かが続きを書いてもいい。

このツールの名前の芥川賞っていうのは

あながち冗談ではなくて、

もともとプロの作家が基点になって始まった

計画のようなのだ。

だからこの枝分かれリレー小説の

スタートはプロの作家が書いているし、

枝分かれの最初の方も

複数人の作家が書いている。

でもスタートの部分の話はそもそも、

ニコ動での生放送で視聴者から募ったアイデア

構築されていて、

かなり本気で、

作家ではなく一般のたくさんの人のちからで

芥川賞をとれるような小説を作ろうっていう

計画なようなのだけど、

それはともかくとして、

このツールに書きこむと、

つまりプロと素人の文章が

同列に並ぶってことで、

これがなかなか新鮮な体験。

ぼくも一個だけ話書いたんですね。

まあ一般参加は1回の投稿につき400字

って制限ありますが。

で、プロの文章と並列になってるの見て、

自分の文章の細さっていうか、

痩せた感じというか、

淡白さというか、

そういうのがよくわかった。

プロの作家の文章は、

描いてる部分の周囲100メートルくらい、

広い範囲でみわたせるんだけど、

ぼくのは暗闇のなか懐中電灯で

前だけ照らしてるって感じだ。

芥川賞とか関係なく、

このツール

すごく勉強になるかも!

ていうか、これまでほとんどやらなかったけど、

プロの文章研究したりマネしたりとか

やらないとなぁ。

それに

単なる欲望のはけ口、

劣情の吐露でしかないような、

ほとんど衝動だけの創作って、

すごきやるべきことなのかもなあ。

なんか、誰にともなく遠慮しちゃうんですが、

それで意欲わくなら

何でもいいでしょおが!><

と。

まあとにかくですよ、

骨の入った技術に支えられていない

痩せた文章力では、

ヤマザキダブルソフトうめえ!

とかくだらないこと書いても、

くだらないままってことですよね。

かりかりもちもちの食パンのことを書くことで、

読者は宇宙の起源に思いを馳せ

気が付いたら、おしりがかゆくなっている。

そんな文章を書くなんて、

今のままじゃできないもんね。