「outskirts」というダンス舞台はとても刺激的だったぜ

AMAYADORI」というブログが好きでですね、

写真家兼ダンサーの方のブログなんですが、

文章がなんか変わってる。

内容も好きなんですが、

平易な言葉を

使ってるのに

独特の雰囲気をまとってるとこに魅かれます。

こう、

あれですよ、

スナイパーです。

ぼくは何かひとつのことを

文章で表現しようと思ったとき、

少ない言葉で書くと伝わってるか不安だから、

なんかに例えてみたりする。

例えば○○みたいな感じで、

それって◇◇的な感じとも言えるし、

さらに△△有機溶剤って言えばちょうどそんな感じで~

とか。

対して件のブログの文章では、

言葉が少ない。

しかもチョイスが独特。

でも読んでてそれが

伝わらんでもいいや、って思ってるようには見えない。

むしろ、一番表現したいことを納得いく形、空気、力加減で

伝えられる言葉を選び取っている感じがする。

結果それが伝わらなくても

今の自分がこれ!と選びとった言葉なんだから、

この一発の弾丸で仕留めるぜ、

仕留めそこなったら

仕事おわりにと買っておいた冷蔵庫のヱビスビール

あんた代わりに飲んでくれ…

的ないさぎよさを感じる

とかいうとよくわからなくなりますが、

まあなんかそんな感じです。

そして、そういうことを、

本当に平易な言葉だけでやってらっしゃる。

借りてきた言葉や背伸びした言葉、

普段くちにしない言葉を使わずに、

自分の体にしみ込んでいる言葉のみで

書いてる感じがなんか、

良い。

それって我が身ひとつで表現をする

ダンサーだからかなあ。と思う。

「書く」って行為と

全く別物の表現手段が

文体に影響してるのっておもしろい。

全く別物でもないのかな。

まあ、ひとりの人間の、

ものの見方や注意力の向け方、

ひっかかりを覚えるポイントなんかは、

ひとつずつしか持てないものだろうし、

やっぱり別の表現やってて身に着く

そういう「目」っていうものは

他の表現やるときにも生きてるんだろうか。

とか考えてると、

件のブログ「AMAYADORI」の管理者Chloeさんが

所属するAAPAというダンスグループの舞台が

今度神戸新長田で公演されるってことがわかったので、

これは!ってことで、

大阪から見に行ってきました。

創作ダンスみにいくのなんて初めて!

あの文章のようなダンスをするのだとしたら

それってどんなだろう?

鉄人28号立像

なんにせよ、

新長田に行ったのだから、

全高18mの鉄人28号を見てから、

AAPAの舞台

「outskirts」を全力で観ました。

ダンスの鑑賞経験皆無なんだし

無理に理解しようとせずに、

あたま空っぽにして

できるだけ気持ちをニュートラルにして

見た。

おもしろかったです。

楽しかった。

あたま空っぽで――と言いながら、

見ながら、そして帰り道でも

本当にいろんなことを考えた。

いろんな強い感情がうずをまいた。

感想かきたいけどまとまらない!

まあ、けっこう夢中で見たから

情景は覚えてるし、

寝てる間に脳のやつがうまいこと

まとめてくれるでしょう。