D.I.

10月4日はぼくの誕生日なわけで、

テレビみてても、

ぼくを使った料理の紹介とか

いいぼくの捕れる漁場の様子のロケとか

放送されてますが、

ちょっと待って!

その日はぼくの誕生日である前に、

1・0・4で「いわしの日」だ!

(↑逆にするという遊び)

26歳になり、

アラサーサイクロンの

暴風圏にかるく接触したわけですが、

そんな感慨とかあって昨日、

バイトが夜ひまだったので、

いっしょに遅番だったモリさんて女性社員さんと

「出会い」について話しこんだ。

つまり、

この年になって彼女のひとりもいなくて

焦ってきた!

ってことなんですが。

で、どれくらい話し込んだかというと、

来店されたお客さんに気付かないほどだ。

我ながらこれはひどいと思った。

私語しててお客さん見逃すとか、

クレーム対象になってもおかしくないとか、

そのへんのことはいいんですが、

モリさんは前に、

「知り合いにロシア人似の女教師いてるんやけど

 そういう人ってどんな印象もつ?」

とか思わせぶりなこと言ってきてて、

焦り気味のぼくの頭にずっとその言葉が

ひっかかっていた。

なので、それとなく、

その人紹介してくれません? というような

流れに話を持っていこうと試みたところ、

「でも34歳やで?」とか

「住んでるとこ和歌山でちょっと遠いで」とか

(ぼくは大阪市在住)

不利なデータを提示してくるので、

あ、紹介してくれるってわけじゃないんだ、

と判断しました。

妄想もここまでか。

頭の中では、その、

ロシア人(似)美教師のクラウディア先生は

プラチナブロンドの髪をしていて、

長いその髪をうしろでべっ甲の髪留めで留めている。

その髪留めは就職祝いに母からもらったもので、

とても大切にしているわけですね。

最近新調したメタルフレームのメガネは

とても良く似合っています。

教室で生徒に教えるときは

伸縮式の指示棒を使うわけですけど、

こう、

指示棒を持つ手は腰くらいの高さにおいて、

長さにたのんで手首の動きだけで

黒板を指す。

あんまり腕とかあげない。

大人の女性っぽい優雅さというか。

でも子どものころは男子にまじって遊んでいて、

そのせいか今も、

誰もいない教室では、

指示棒を剣にみたてて

しゅっしゅっとか言いながら

ひとりチャンバラをするという

一面もあり、

偶然その現場を目撃した生徒と【中略】

で、あちらのお父さんは

最初ぼくを見たときは

家に置いてある護身用のカラシニコフ

突きつけてきて追い出そうとするんですけど、

娘の説得に負けて話だけは聞いてくれるって

くらいには心を許してくれ、

暖炉のある居間でウォッカの入った

おちょこグラスで乾杯して、

ぼくがぐてんぐてんになりながらも

5杯をあけるころには

お父さんは旧知の仲のように

親しげな顔をしてくれるようになった。

そのころにはクラウディアのお母さんも

ラリアットをぼくにかまそうと腕に巻いていた

アームプロテクターもはずしてくれていて、

どうやら家族の一員として認めてくれたのかなあと、

アルコールで意識もうろうとしながらも

思ったのでした。

とかいう妄想も、ここまでか。

話し込んだ結果、

ネット良くやるんなら

ネットで探せば?

ってとこに落ち着いた。

モリさんの知り合いにも

何人かネットで知り合った人と

結婚までいったという方がいるそうだ。

へー。

要は、その気があって

積極的に出会いを求めて活動していれば、

出会う人には出会うってことなのだろうか。

ネットもそれ以外も関係なく。

まずい、就活にぜんぜん集中できない。

まあとりあえず、26歳。

目標としては、

いろんなことにチャレンジする!

というのを掲げておく。

まず「出会い」。

そして「ニコ動への動画うp」。

……なんか、相反するなあ。

あ、あと「就職」。