全てを兼ね備えたもの

小説って文だから、

想像してナンボだから、

読み始めてから入り込むまでに

ちょっと時間と集中力がいる。

だからそれが面倒なので、

部屋の床に積み上がった漫画を

適当にぱらぱら読むみたいな感じでは、

小説は読まない。

でも、そういう漫画みたいに

ぱらぱらと読んで、

一瞬で入り込めて、

ついその章の最後まで読んでしまう

ってこともあって、

それって、

内容が

「めちゃくちゃ暴力的」か

「よだれが出るほどおいしそう」か

「たまらなくエロティック」か

「ひとりでいられなくなるほど怖い」か、

そのどれかのときだ。

本能に根ざした部分を

ダイレクトに描いた内容だと、

すぐ入り込める。

誰でもよーく知ってたり、

想像しやすかったりして、

入り込みやすいんだろうなあ。

で、そのことから、

あらゆる人の感情や想像力に訴えかける創造物は、

上の4つみたいなのの組み合わせで

できているのではないか、と思った。

色の4原色みたいな。

いろんな創造物があるけど、

分解すると

4つくらいの要素しかなくて、

いろいろに見えるのは

組み合わせと配分が違うだけじゃないのか。

真っ赤で光沢感あって

踏まれたら刺さりそうなピンヒールに

つくねが刺さっていて

それがテレビから出てくる。

どうよ!