まとめ固め削りかける

お盆とはなんだったのだろう。

本来の意味としては、

ご先祖がもといた場所に

帰ってくる時間のことだろう。

しかしそれも今は形骸化して

単なる大人の夏休みとなっている。

ような気がする。

お盆はなんというか、

人々という片栗粉に対して

噴霧する水だ。

ばらばらだった粒子がダマになる。

バイト先の喫茶店には、

そのダマになった人々がやってくる。

つまりやたら団体客が多いということだ。

というか家族連れ。

自然、店はにぎやかになる。

まあ利己的で排他的な

家族という単位のお客たちが、

こちらの誘導や段取りを無視して

押し寄せてきて、

はちゃめちゃだと言うことです。

ドリップコーヒーがメインのうちだけど、

完全にかき氷無双だった。

好評すぎて

格ゲーっぽくアレンジされた番外編が

出そうですらある。

まあキャラは、

イチゴミルクと宇治金時

2名しかいないが。

でもよく考えたら

コーヒー屋で家族連れの子どもが頼める

数少ないメニューだし、

節電節電で室内外あついし、

まあ仕方ないことなのだろう。

とにかく、

喫茶店に家族連れが多く訪れ、

かき氷を食べていく。

それが現代の

お盆の形のひとつなのだろう。

液体を凝固させて粉々にして

そこに液体をかけたものを、

また別の粉末に液体を加えたダマが

取り込む。

それが現代の

お盆の形のひとつなのだろう。

へんなの!