推す!高橋ファミリー

よろし』っていうホームページの主砲コンテンツ「高橋ファミリー」がおもしろいんです。
小説です。
今29話まで書かれていて、かなりの長さになるんですけど、1話読み始めたら止まりません。ぼくは止まらなかった。学校休んだもの。

みんな読めばいいのにと思うんですけど、小説はある程度読みすすめないとおもしろいかどうか分からないものだから、あんまり人に勧められて「へー、じゃあ読もう!」ってすぐならないと思うんですね。
なのでプレゼンします。でも内容には触れません。それは、内容が先にわかってしまうと読んだときのおもしろさが減ってしまうからとかいう理由であえて触れないんじゃなくて、単に内容なぞるのがめんどうなだけです。でもまあ、内容に触れずに読ませることができたらそれにこしたことないので、実は理にかなってますね。ぼくってそういうところあります。


前置きが無駄に長くなりましたけど、とにかく『よろし』のキラーコンテンツ「高橋ファミリー」です。

「高橋ファミリー」
これは、なんていうか、甘酸っぱいです。ちょっと酸味のほうが勝ってるかな。あの駄菓子の、なんか酸っぱいヒラヒラのやつみたいな感じで、鼻に感じる酸っぱさなんですけど、これはそれよりもうちょっと、その、鼻のあたりから頭頂部のちょっと後ろあたりにスカッと突き抜けるような気持ちになります。
ちゃんと、本当に「高ファミ」読んでてぼくが感じた印象を思い出しながら説明してますからね。でも個人差はあります。
で、なんか海を漂ってる感じもあります。ボートに寝転がってさざ波にぷかぷかゆらゆら揺られて気持ちいいんですけど、ほっとくと少しずつ沖に流されていってしまうから、気をつけないといけないっていうような。でもやっぱり気持ちいいからそのまま漂っていたいっていうような、なんか、心地よさがあります。あったかなあ。
懐かしさを感じるところもあります。でもそれは身につまされる現在進行形のものだったりも同時にします。
応援したくなります。でもうらやましい。
ユーミンの『春よ来い』が似合います。なんか永いあいだ土の中にいるような感じです。自分の掘った穴で迷ってしまったもぐらがたくさんいて、お互い「外への出口はこっちだろう」って教えあって進むと、逆にもっと深く潜ってしまう、というような。
よくわからなくなって来ましたけど全体的なことをいうと、日常と、潜んでるのに基本的に無視されている非日常、といった感じです。


以上です。前置きのわりに短くて自分の言葉の出てこなさ具合にがっかりですけど、どうですか?「高橋ファミリー」読んでみたくなりましたか?
プレゼン失敗してますか?そうですか。