面接でう○こを投げつけるようなものさ

前回、前々回の日記に書いている会社の第三次選考に行ってきました。
(日程を電話で確認したときはこれが最終選考って言ってたのに、それは手違いで、第四次選考が最終になるそうです)
今回は個人面接で、前回の選考の終わりに担当の方が「次の選考に向けて、夢や目標を考えておいてください」って言ってくれてたので、事前に対策が立てやすいと思って安心していました。
でも、そううまくはいかないもので、「夢や目標」って大雑把には思いつくんですけど、それを会社の面接に向けて、話にまとめるとなると、自分の言いたいこと全くが定まらってこず、二次選考からは1週間の猶予があったんですけど、結局、今回の選考の当日、面接開始時間(15時半)の1時間前に、面接会場である本社の隣のファミレス『すかいらーく』でギリギリまで頭ひねりましたけど、それでも納得いくまとめ方が思いつかないので、「ああーどうしよう!」という状態になって緊張してきて、う○こしたくなって、トイレ行って、でもしょせん気分から誘発された偽りの便意なので、偽りの、う○こと呼ぶにはあまりにも不甲斐ない程度のう○こしか出ず、同じようにぼくの「夢や目標」の話もまとまり切らない不甲斐ないう○こみたいな状態のまま時間が来てしまったので、本社へ。
行き当たりばったりで面接に挑まないかん!というその心境は、準備ゼロで挑んだ一次面接のときと同じくド緊張です。
でも、行かないと仕方ないので、本社のあるビルに入って、エレベーターに乗り、面接会場に指定されたフロアに到着。会社名が書かれたドアから中に入ると、社員の方に応接用の椅子にかけるよう促されます。
で、会社のこういう応接用に置かれた椅子って、だいたいものすごくクッションのぶ厚い高級な椅子なので、面接を受けさせていただきに来させていただかせていただいていさせていただいている心持ちのぼくは、こんないい椅子に座るだけで、恐縮してしまうわけです。
社員さんが気を遣って勧めた椅子が、かえってぼくを恐縮させているとは、なんとも滑稽です。滑稽な椅子と滑稽な椅子に座るぼくというわけです。
そんな滑稽なぼくに滑稽な椅子に座るように勧めた社員さんも、つまり滑稽で、ひいては滑稽なぼくに滑稽な椅子に座るように勧める滑稽な社員さんを擁するこの会社も滑稽ということで、こうして滑稽が起こしたハウリングに包まれているところに、面接担当の方が出てきて、「面接の方ですね?こちらへどうぞ」と言ってぼくを、面接室(応接室)へといざないました。
いよいよ面接です。戦闘開始です。
今回は担当の方とぼくのタイマンです。個室なので仲間を呼ばれる心配もありませんし、狭い部屋なので派手なことをすると自分もダメージを受けてしまうので、お互い無茶できないコンディションですけど、戦力が整ってないぼくには好都合です。
まず「大学ではどういったことを勉強していますか?」や「自分で自分はどんな性格だと思いますか?また他人からはどう思われていると感じますか?」などの基本的な質問からはじまります。セオリーどおりのコンボですけど、ぼくはこれが苦手で、先読みできててもさばけなかったりするんですね。それはたぶん、大学でやってることも、性格のことも、ぼくの場合プラスにとれるようにうまいこと言い換えることもままならないダメな感じだからでしょう。まあ、ちゃんと考えればうまい言い方もあるんでしょうけど、だって、今回は「夢や目標」を訊くって言ってたし、う○こしててそれどころじゃなかったし、仕方ないじゃないですか。
そういうわけで、うまく答えられませんでした。なんか、ありのままを言い過ぎて、墓穴を掘った感じです。
次の質問は、予告どおりの「夢や目標を聴かせてください」です。
待ってました!ひっかかったな、まぬけめ!っていう感じです。予告してもらっておいてまぬけもないですけど、ここはしっかり考えてきたところです。ただもちろん前述の通りまだ答がまとまりきってないです。
それでもある程度までは考えてるので、あとは話しながら言葉を探すしかないと腹をくくって、なるようになれ!とばかりに、未だ不甲斐ないう○こ状態の「夢や目標」を全力で担当者に投げつけました。大きさがイマイチなら勢いで勝負だ!
たどたどしく、話のまとめ付近では探り探りな喋り方になってしまいましたけど、ぼくの投げたう○こはちゃんと担当者にヒットさせることができたように思います。今までの選考の中では一番手ごたえがありました。
ぼくが必死でぶつけたものは、担当者にはどう受け取られたのでしょう。ホカホカの熱意が伝わったでしょうか?それとも乾いてパサパサの薄っぺらい気持ちしかないと思われたでしょうか?

ああー、ここで落ちたらめっちゃヘコみます。喪失感でしばらくグロッキーになりそうです。
ぼくなんかよりもっと就活がんばってる人はいっぱいいるんでしょうけど、ぼくなりに一生懸命ですから。
その割りに準備不足で挑むはめになるパターンが多いというあたりはぼくのダメな性格を現しているような気がしますけど、それはいいじゃないですか。人間だもの。

結果はまだわかりません。お盆休みを挟むので、最終選考へ進めることが決まったときの通知までは少し間があきます。なのでそれまで結果は担当者と人事部のみぞ知るというわけで、ともかくぼくは、しばらく悶々としながら待たなければいけないのでした・・・・・・。