ムス・アグニ・エビラ!サマーソニック!!

お盆に入って会社も休みなので、11日の土曜日は、狂熱と爆醒のエビラ(うたげ)『サマーソニック'07-OSAKA-』に行ってきました!
行ったメンツは、ぼくをエビラに誘ってくれた友人のじゅんP、その直系の兄へルター《時雨》リュウスケ、へルターさんの友人かのっち、同じくへルターさんのパダワン(彼女)あめり@か~な――の4人です。
ぼくはじゅんP以外の3人とは初対面なのでけっこう人見知りしてたんですけど、祭りがはじまれば、アーティストのぶっ放すビートで一体です。

さて、真夏のばっかみたいに雲一つない空の下4人で会場入りしたのが午前11時。
一発目の漢は《THE ENEMY》です。
会場入りしてステージに近付くにつれ、彼等の演奏の振動が大きくなっていくときのドキドキする感じがたまりません(なんせぼくはロックフェスとかライブに来るのはじめてでしたから)。そしてじゅんPやへルターさんについていって、ステージの前まで行くと、そこは体の芯まで響いてくる大音響のビートのただなかでした。
ぼくはこのアーティストは知らなかったし、ライブは初めてで、どうノッていいか、どう楽しんでいいか戸惑いとかあったんですけど、ステージの前にくると関係なくなって、《THE ENEMY》の全存在を純度100%で前方に放射してる、そのエネルギーの奔流に飲み込まれ揺さぶられました。
で、あんまりの迫力とかっこよさに感動!
その全力さ、やかましさ、無遠慮さと、かっこよさにあてられて、泣きそうになるのをこらえないといけないほどです(ふだん、遠慮遠慮の気遣い気遣いで仕事してる自分を対比させて、っていうのは考え過ぎでしょうけど)。


楽しくなって、6つあるステージのうち、今度はブリーズステージに行ったら、《ミドリ》という和のロック阿呆がほとばしらせまくってました。
ジャンルのことはよく知らないですけど、ハードでメタリックなリズムにピアノが加わり、女子高生の制服きた女性Vo.が暴唱してました。
ものすごいインパクトで、フェス熟練のへルターさんも指をパチンとならして「Cool」とつぶやくほどです。
ぼくも、こんなに爆発する日本人女性をはじめてみるので「邪馬台国は滅んじゃいねぇー!」と思いました。

そんな狂乱散砕バンドに後ろ髪をひっつかまれつつも、次の向かったのはスカイステージで、降臨するのは、サブカルのサトツことじゅんPイチオシの《HADOUKEN!》。
これもめちゃくちゃかっこよかった!
レトロゲームのような打ち込みとレイジ・アゲインスト・マシーンばりのリズミック&パワーなVo.のハネたコンボに、これも一発で打ちのめされました。
とにかくダンサブリャで、聴いてて気持ち良くなる音楽。この日聴いた中で一番好きかも。
ひょろっとした兄ちゃん達が大観衆を熱狂させるエネルギーをぶっ放してるっていうギャップが、演奏のかっこよさに+αしてました。
あと、Vo.のジェームズの着てたTシャツが、スーパーマリオに登場する1UPキノコのイラストに「=LIFE」のタイポっていうのも、彼等の放射する波動流に波長ぴったりきててクールでした。スポーティなキャップもポップで○。

さて、ここいらで休憩をはさみます。
じゅんPとふたりでスカイステージの《HADOUKEN!》を見に行ってたんですけど、一旦フードコート《オアシス》で、へルターさん、かのっち、か~なさんと合流して、昼食です。
ビールが売ってたので買ったのですが、吸い込まれそうなカービィ・ブルーの空と極上のロックで火照った魂、この状況で飲むビールは、太古の時代に怪鳥・二十重夘羽(はたえのうちはね)が生け贄につかわされた女を忘れて飲みふけったと言われる『午方伽叉水(ごっぽうかしゃのみず)』のごときうまさでした。
あと、エジプトのピタマックとでもいうのか、半円の袋状になったナンに鳥肉とキャベツ、そこへエスニックなドレッシングをロックフェスらしいぶっかけ方をしたものを食べました。こっちもうまかった。
爆音ロック聴いてれば充電されっぱなしで魂は疲れ知らずなんですけど、炎天下で体はそうもいかないので、飲食は必須です。
へルターさん達は《ミドリ》最後まで聴いてたらしいので、その話をきくと、おわりまで暴れっぱなし、というか徐々にボルテージあがっていったくらいだったみたい。ジャンプ、パンもろ、とか。《HADOUKEN!》も負けてないけど、《ミドリ》も見たかった! 時間かぶってたもんなー。

鋭気を養ったところで、次は、前半の目玉《マキシマム・ザ・ホルモン》!

……なんですけど、おでかけするのでここで一旦筆をおきます。
後半『電極エンターテイナー現る~夢のおわり/砂まじりの母乳プリン』は次回。