ハリー・ポッターの列ッ!

「ハリー・ポッターと死の秘宝」 (上下巻セット) (ハリー・ポッターシリーズ第七巻)
「ハリー・ポッターと死の秘宝」 (上下巻セット) (ハリー・ポッターシリーズ第七巻)
J. K. ローリング

ハリー・ポッター」シリーズ最終巻
ハリー・ポッターと死の秘宝」が発売されましたね。
原作読んだことないんですけど、
ニュースで見た、
発売開始前日から徹夜で書店前に
ファンが行列つくってる様子がうれしかった。
・・という話で別に感想じゃありません。

小説買うのに徹夜で並ぶのって、
今かなり稀有じゃないですか?
「つまらない本など無い。
読者が本をつまらなくしているだけ」
っていう格言があるんですけど、
ぼくはそれは読者の理解力や想像力のことを
言ってるんだと解釈しました。
だから逆に言うと、
本が好きな人は自分の想像力が好きな人、
とも解釈できて、
そういう人は、映画とか次世代ゲームとか、
想像するよりも、すでに出来上がってるごちそうを
いただくタイプの娯楽があふれるほどある昨今、
自分自身でイメージを作り上げるタイプの娯楽を
認めているんでしょう。
ぼくは、娯楽メディアは、
情報量が多ければいいってもんじゃなくて、
適度にシンプルだったり、曖昧なとこがあったりしたほうが、
受け手の頭で補うことでより没入できて、
夢中になれると思うので、
小説に徹夜で並ぶ人が大勢いるのを見ると、
「うんうん、わかってるな」とか
「ぼくの思てることどうやら正しい」とか
勝手に思って、悦に入って、うれしがってるのでした。
何様なんでしょうね。
バイト先で年下の大学生の青い就職感を聞いたりして、
気が大きくなってるんですかね。