欲しし、自転車

別に、
先日『茄子~アンダルシアの夏~』と
『茄子~スーツケースの渡り鳥~』のDVDを
見たからというわけではないですが、
でもくすぶってた熱がそれによって
燃焼しはじめたというのは事実で、
つまり自転車がほしい。
10~20万円くらいの、
オンロードでもオフロードでも
高い走行性能を発揮するクロスバイクが。

自転車は乗り物というより、
ツールです。
工具とか、クツとかカバンとかみたいに、
人の身体機能を補助したりプラスαの付加価値を与える、
あくまで人の筋力で効果を発揮するもの。
いわば体の一部です。
つまりツールを手に入れると、
自分がパワーアップします。
自分がパワーアップするのって、
楽しいですよね。
夢の中でかめはめ波を行えたとき
うれしいようなものです(全然ちがうけど)。
で、体の一部って思えるようなツール
だいたい合理的な造形をしています。
そうでないと、違和感があって、
体に馴染まないからです。
ていうことは、
そういうツール
すごく質実剛健に造り込まれてるので、
普通に、違和感なく使えるのに
実はすごく奥が深いという
懐の深さが、いいです。
だから、「普通をバージョンアップ」です。

とにかく、だいたいそういうような感じの理由で、
身体機能に付加価値を与えるツール
好きなんですが、
なぜ自転車が欲しいのかというと、
自転車ってサイコー!
だからです。
歩きより速く、
車より小回りが効いて気になる場所に
気軽に立ち寄れ、
タイプによっては馬のような悪路走破性、
車道をとばせるスピードに、
自らの肉体をエンジンとする一体感、
燃料いらずのエコ・ライドとして
注目を浴びており優越感もばっちり!
あと、静かだから音楽聴ける。

でも、こういうのは
快適を当たり前にするものだから、
いいテレビ買ったみたいな感じで、
スゲーと思うのは最初だけな気はします。
ただツールツールでしかないので、
本来飽きるも何もなくて、
たまにふと「いい具合だなー」と思えれば
いいというか、
まだ欲しいってだけで持ってないくせに、
何を長々と書いているんだと、
我ながら思いますが、
所有物としての自転車じゃなくて、
憧れる対象としての自転車の魅力を
伝えられてれば良いと思います。
明日バイト休みだし、
近所の自転車屋に試乗にいってこようかなあ。