辞めた会社って

先日9ヶ月ぶりに、辞めた会社に行ってきました。
源泉徴収票という書類の申請のため。
辞めた会社に行くというのは、
なんか感慨深いものがあります。
まあ、アパートから自転車で3分のとこにあるんですけど、
その3分で勤めてころの出来事が、
そのときの気分ごとまざまざと蘇ってきます。
あとすっごい緊張する。
辞めたという負い目、
いろんな思いがあって、それを上司に伝えて辞めたのに、
大したことしてない現状の負い目とかが
あるからなのか。
でも何時にお邪魔するっていうの伝えとく電話したとき
お世話になった営業事務さんが出て、
ぼくが名乗ると「元気やった?」って
言ってくれたし、
久々に会社訪ねて出くわした先輩も
「元気してるか?」と笑顔で話しかけてくれました。
辞めるときも思ったけど、改めて、
けっこうがんばって働いた同じ職場の一員って
暖かいです。
というかまあ、常識で考えて
「おまえよくも辞めやがって、
どの面下げて来やがったんじゃ!」
とか言ってくる大人なんていないか。

会社の人たちは久々に来たぼくに
感慨を抱かなかったとしても、
ぼくは大いに抱いたわけで、
「元気やった?」が、
仮にただ久々というだけで出た言葉であっても、
それって短い間でもけっこうがんばって
そこで働いたからこそ、
今でもかけてもらえる言葉なわけで、
社員として働いた時間の質量とか価値を
肌で感じました。
そう思うと、その会社で築いて、
でも今は一切連絡とることのなくなってる
わずかながらの人脈がもったいなく思えてきます。
同期入社だった今でもそこでがんばってる
友達くらいには今度連絡してみようかな。

しかし、勤めたころは嫌だったわけですけど、
どんなとこでも一所懸命やってると
愛着湧くもんなんですね。
そういえば、長すぎる勤務時間に対して
会社が家だと思えばいいって考え方してたなあ。