テトリスと鬼と畜生



ゲームがうまいって、すごいことだと思った動画。
これ見てかっこいいと思ったんですけど、
このかっこよさってたぶん
ゲームがうまいっていうかっこよさじゃなくて、
北京オリンピック
ウサイン・ボルト選手の走りを見たときと同じ、
国とか人種とか関係なく
人間ってすげー! っていう、
同じ種類の動物としての根本的な部分に対する
感動だと思います。
同じ人間だから鍛えてる人もそうでない人も
なんとかく理解してるつもりでいる限界を
ぶち破る瞬間を見せ付けられたっていう
カタルシス。

この動画のプレイヤー、
たぶんというか、ほとんど間違いなく、
目にするもの全てテトリスに見えるんだろうなー。
下手したら寝てるときも。
まさにテトリス人間。

少なくともテトリスをプレイしてるとき、
野生動物と同等にまで神経を鋭敏化してて
人間的な理性の一切が消滅してるんだろうなー。
ハイスコアとかクリアすることとか、
昂ぶったり焦ったりする気持ちとか
全部排除して、
テトリスのルールに従ってブロックを消す
っていうそれだけの機能の存在になっているに違いない。
さながら野生動物とか、無我の境地に達した高僧、
格闘技の達人みたいな感じ。
ひとつのことに全てを注ぎ込んでるようで、
そういうのって真似できなさすぎて、
ただただぽかんとして、鳥肌たちました。

ただこの動画、
テトリスっていうより
人間の反射速度のテスト映像みたいだ。
そういえばこれみてテトリスやりたいとはなりませんもん。

あと、さりげなくBGMが良いのでヘッドホン推奨です。

ていうか持ち上げすぎた。
まあ言ってもしょせんどっかの誰かがテレビゲームに
夢中になってるだけの動画ですよー。