レゲエだわっしょい!

先日、うめだ花月のライブ、
「大人なぶり ~ジャパレゲナイト~」
に行って来ました。
主催はリアルキッズ長田融季
出演は鈴木つかさバッファロー吾郎・木村、
清水けんじ、千鳥・ノブ、ギャロップ・毛利、中山功太

レゲエ好きの融季さんのエゴにまみれた
画期的なライブでした。
融季さんが開演早々、客席にオールスタンダップを求め、
次いで登場した元DJ芸人、毛利さんによる
アゲアゲレゲエミックスのプレイが十数分。
腹にひびくウーハー、めまぐるしく色を変える照明、
まさにダンスホール
笑いに来たはずのお客さんたちの
困惑し唖然とする顔ったらなかったです。
腕組んで「なにこれ?」って表情で立ってる人が
いっぱいいました。
そしてプレイが終わって登場した
バッファロー吾郎・木村をはじめとする
出演者の面々が出てくるなり
融季さんをどついて、激しくつっこんだときの、
お客さんのほっとしたような暖かな笑いったら。

あとはジャパニーズ・レゲエ講座の形をとった
大喜利だったりでちゃんとお笑いライブとして
楽しめました。
バッファロー吾郎・木村さんといえば、
先日、初代キング・オブ・コントの戴冠者に
なったばかりですが、
その話題があって、ひとしきりの拍手のあと、
「ホームグラウンドのうめだ花月での凱旋ライブが
こんなくそイベントとは思わんかったわ!」
と吐き捨て、笑いをさそっていました。
ひょうきんなおっさん的すべり芸・すべりコメントは
このライブでも好調で、
ノブさんに
「それがキングの芸か!」
と怒鳴られる有様は、やっぱりおもしろい。
中山功太さんは前回行った
笑い飯・千鳥大喜利ライブ」でも思いましたけど、
ボケのシャープさが半端ではない。
今回、クイズコーナーとかの罰ゲームで、
J-POPソングのレゲエバージョンを
熱唱しなければならない
っていうのがあったんですけど、
芸人的にけっこうひどい空気になる罰で、
功太さんがやることになってしまったときに
本当に嫌そうな顔で言ったのが、
「この感じ芸人が単独(ライブ)前にみる悪夢やわ」
という芸人あるある。
ぼくはお笑い好きでけっこういろいろチェックしてますけど
あるあるネタにまさか「夢」なんていう認識の不確かなものを
組み込むとは・・・。
すげえー。
それでちゃんと爆笑とってますし。

ライブって、
芸人さんを生で見れるし
他のお客さんもいて
空気ごと楽しめるがから倍おもしろい
っていう魅力あるでしょうけど、
芸人さんのすごさをしっかり認識できるっていう
おもしろさもあります。
生で、同じ空間にいて実在してる芸人さんの
一挙手一投足を見て、
自分や、自分が普段接する人たちと同じように
目の前にいる人間を見るときの目で見たとき、
すごい人種だ! って思う。