人見知りはちょっと話はずむと情が湧く

バイトさきに新人3名はいってきた。

でもそのうちひとりが1週間で辞めました。

その人とちょっといっしょに働いた感じ

ものすごいよくできた人だった。

年上の女性で、

真面目で気配りができ、

店長職経験者ってだけあって

しっかりしてる。

店においてる小さなデジタル時計に、

殺風景だからとリボンをかけたりする

かわいらしい一面も持っている。

いつか自分のカフェを開くための勉強も兼ねて

うちのバイトとして入ったみたいですが、

一身上の都合であっちゅう間にお別れ。

なんだろうこのさびしさは。

一緒に働いたのはわずかに2日。

最後となる2日目、

なんだったらぼくは涙ぐんでいたかもしれない。

なんか話が合うなあって感じだったんですね。

まあ仕方ない。

夢を追い、地平線を超えてゆけば良い。

彼女がうちの店を一瞬かすめていったことが縁となって、

いつかどこかで関わることもあるかもしれない。

そうでなくても彼女のこころの中に

何かが残っていればいいなと思う。

働いた期間でいえばこの別れは小さな別れだけど、

ぼくの中では、なにかが欠けた感触がたしかにあり、

ちょっとへこんだ。

その夜は冷や奴にクリームチーズと鰹節をのせて

しょう油をかけて食べた。

それは、これ食べると欠けた部分に

ちょうどはまるなあと思ったからで、

ちょうどはまった気分になりました。

すっく(←立ち直った)