それと、ふんいきいいぞめふ駅

マイマイ新子と千年の魔法

という映画があって、

宝塚のミニシアターに観に行った。

とても良かった。

戦後間もないころの田舎町が舞台で、

主人公は小学生の少女・新子。

これはありきたりな冒険活劇でもなく、

なごみ系ロハスムービーでもなく、

良かったんだけどなにがどう良かったのか

説明しがたい。

田舎町の小学生たちの生活が懐かしかったからなのか、

主人公たちの成長が胸を打ったのか。

ヘイ!と言って跳躍する世代の人たちは

どうかわからないけど、

ぼくは小さいころは

田舎のたんぼや原っぱ、

団地の一角の雑木林とかで

遊んでたので、

すごく懐かしい気持ちになった。

よかったよかった。

これはどっちかっていうと

映画の内容に感動する映画というよりは、

観てる側がなにかを発見する映画というか。

だから物語を忘れても大事な部分で

風化せずに残るんじゃないか。

とりあえず観た後こころがオープンになった感じがして、

いろんなものが新鮮に見えた。

だから帰る前に、

小腹がすいたから菓子パンでも買おうと

駅のそばのスーパーに寄ったとき、

果物屋でたまたま目についた

店のおばさんの手づくりジャム(¥350)を

買ったのだ。

無添加だから2週間以内に食べてください?

そんなジャムパンばっかり短期集中で食べないわ。

でも買ってしまうくらい良かった。

マイマイ新子」。

まあこのジャムは余っても、

こころに塗られたジャムは余らせることなく

しっかり消化されて我が糧となるでしょう。

新子空色ジャム