そういうもんでもないと思うけどなあ

こうしてブログ上で

日々のヨシナシをカキツクってますが、

他人の日常というのはどうなんだろう。

おもしろいのか。

同じ他人事、

同じ文字情報なら、

もうフィクションでもいいじゃない。

嘘でもいいから物語が必要だ。

物語は料理です。

仕入れたての5W1H

来店されたお客さんのために

味を調え、調理し、盛り付け、

お出しする。

ガララッ

「やってる?」

「らっしぇえ! どうぞ!」

「とりあえず熱燗。

 親父さんなにかいいの入ってる?」

「へ」

「へ?」

「へ」

「ん?」

「ああ、返事してるんす! へ」

「ああ」

「へ。いいの入ってますよ!」

「じゃ、それもらおうかな」

「へ。今日はいったアレはいりまあす!」

……しゅっ

すぅー、すぅー、す、す、す、

きゅっ、じゃあぁーーー、ざっざざっ、

「こうしてね。

 冷水にさらして身をしめてるんでさ」

「身ってなんだい?」

ちゃっちゃっ、

「……」

「………ふう、熱々の燗が染みるねえ」

ちゃっ、

とん、

「どうぞ」

「ほう、これは……」

「そう、それです」

「じゃ、いただこうかな」

「……」

「…………うん。

 いいね、これ」

「へ。あす」

「あす?」

「へ。あーす」

「……今日はあたりだねえ、いいネタ堪能できた」

「あす!」

「いやそれ」

「あ、お礼す。ありゃす」

「え?……あーあー」

「へ」

「へ? へ、ああ返事」

まあ伝わってなんぼ、共感してなんぼ。

別に物語云々関係ないかなあ。