素敵な国だな行きたいな

友人と、

大阪の中崎町のカフェで

珈琲とチーズケーキを頂いた。

カフェの名前は

「Confidence Cafe」。

友人というのはざっくり言うと、

先月知り合った、

海外放浪僻のある居合抜きの名手の人です。

通称・五右衛門。

珈琲すすりながら彼が

もっともよく赴くオランダの話を聞いた。

オランダってあまりよく知らない。

でもイメージくらいならあって、

風車の国という感じで認識してる。

でもほんと、それ以外あまりよく知らないけど、

まあなんとなくは推測できて、

風車の国っていうことは

風の強い風土で平地が多くて

自然が豊かで国民は温和な人柄で、

だって風車だし、

風の赴くままという気質があり

マイペースでほんとに風車みたいな人がいて、

体組織は全て風車で構成されているから

風の強い日は外で風に向かって立ち、

足は肩幅にひろげ手の平は前に向け

全身で風を浴び全身を覆う微細な風車を

まわしエネルギーを発生させ

活動するためのエネルギーを確保する

風車生命体、風の魔法生物であり、

彼らの暮らす国もまた風車で出来ていて、

つまりオランダという国の領土内においてのみ

限定的に物質の最小単位が風車になっていて、

だから人も風車、犬も風車、体毛も吐く息も風車なら、

食べる飲食物も一見は肉や野菜だが良く見ると風車で、

どれも風の強い日には

表面積の広い面が風に向かうように

生物非生物関係なくオートマチックに動き

とても気味が悪いが、

皆が風車なので誰も気味が悪いなんて思っておらず、

どちらかというと非風車生命に属する

我々旅行者の方が気味が悪いと思われていたりして、

でもそこはお互い様だからまあいいかと

フランクに接してくれる人柄というか

風車柄を持つのがオランダという国そのものの

特徴でありオランダのオランダたる

ゆえんであると言えばそうだけど、

国という言い方が適切かというとそうではなく

オランダは何でできているかというと

海や陸ではなく、微細な風車なので、

オランダは風車ということになり、

風車は国なのかということになるけど、

国もまあ風車みたいなもんだしなあと言えば

ホントにそうか? とオランダの人というか

風車の風車の中を歩く一般風車たちに聞くと

「風車は国みたいなもんさ。

 だから国は風車そのものなんだ。

 だって風車って風を受けて回るだろう?

 国もそうさ。

 一応国だから我慢してるけど良い風が吹く日は

 風車気を起して風車にもどるのさ」

と言うのだからやはり風車なのだろうし、

何より、国はオランダ語で風車と言う。

とそういう国なのかと思ったら

五右衛門くん曰く、

そうではないらしい。

オランダには他の国と同じように

街があって人がいて、

家があり家族がある、と。

オランダのある町で彼は

とても歓迎されて、

風車の管理をしているおじさんとも

仲良くなったり、

滞在先の家の家族とはもう

知り合い以上の関係で、

とても好きな国だそうで、

ほぼ毎年訪れているんだって。

ということは既に、

五右衛門くんも日本人としては

やや過風車気味になってるかも知れないから、

なんだったらもう

風車化が完了してしまってるかも知れないけど、

だったら、彼の言うオランダの

アットホームさも風車サイドの意見ということになるので

それを間に受けてオランダに訪れてもぼくらは

けっこう風当たり強く

対応されるのかも知れませんね!(^^ゞ