何が言いたいのかというとですね

子どもってかわいい。

でも子どもと接するのは苦手だ。

実をいうとぼくには子ども時代があり、

子どもの実務経験がある。

子ども勤務時代に学んだことは多く、

今でもそうして得たものは確実に

ぼくの糧になっている。

子どもはかわいい。

子どもは小さい。

子どもは弱い。

だからかわいい。

だからいとおしい。

だからうらやましい。

そう、羨ましいです。

子どもは無邪気で、

好奇心旺盛で、

感情表現が豊かだ。

表現力があり

吸収力があり

応用力がある。

子どもはたくましい。

子どもは巨大だ。

子どもは強い。

科学技術の進歩は

いろんなものを小型化した。

それによって、

いろんな用途の機械を

最適な大きさで持つことができるようになった。

最適な大きさというものがある。

大きければいいというものではない。

家や土地、公園に運動場。

広ければ広いほど良いというものではない。

同じように最適な時間というものがある。

24時間営業なら最高!というものでもない。

便利なときもあるけど、

ときに、それによって何かが破綻してるときもある。

子どもが子どもだけで

自由に行き来するエリアは狭い。

子どもが心から安心できる人間関係は狭い。

子どもが眠たくならずに

楽しい気分でいられる時間は短い。

子どもは、人、モノ、場所、時間を

厳選している。

ほんとうに必要なものだけそばに置く。

ほんとうに必要なものの中にだけ居る。

子どもには無駄がない。

子どもには余力がない。

子どもには疲労がない。

子どもには無理がない。

子どもには停滞がない。

なんというハイスペック。

本当にぼくは昔これだったのかと思います。

子どもはかわいいと思います。

だけど、

それは「かわいい」と思うことで、

子どもの持つ強大なパワーを

直視しないようにしているのかもしれない。

小さくて軽くて強くて

無駄がなくて創造性にあふれている、

そんなカバンないかなあー。