実家という巨大な浴槽

土山らへんの車窓の風景

実家の加古川に帰ってきました。

いまは大阪のアパートです。

加古川へはJRの快速で移動したのですが、

天気も良く、

初夏の日差しが照らし出す

コントラストの海や空の青、

木々や山や田んぼの緑が美しく、

とちゅう読もうと思っていた文庫本を

読むのを忘れて

ずっと車窓からの景色を眺めていました。

実家は各駅停車の駅が最寄りなのですが、

小さな駅なのですごく落ちついた雰囲気。

駅前にはちょっとだけ、

マンションや商店があるのですが、

遠くに目をやればその向こうには

山が見えます。

空が広く、日差しはつよく、

やわらかな風が吹き、

都会のような喧騒はなく

静かな時間が流れています。

暑いのですが、暑くない。

大阪から電車で1時間と少しの

距離なので、

帰ろうと思えばいつでも帰れるのですが、

今回は2ヶ月ぶりだったので、

へんに感激しながら

駅コンコースの階段を下りました。

マイルームinサマー

実家にはクーラーはないのですが、

とても涼しいです。

ほとんどの窓を開け放って

風が通り抜けます。

昼ごはん-110628

帰ってから最初の食事は

サイコロステーキを中心としたメニュー。

久々に手料理を満腹食べて、

しあわせな気分になりました。

あとは基本的に家でのんびりとしていて、

たまったビデオを観たりしてました。

実家で観る「あの花」はすごく実家です。

晩ごはん-110628

晩御飯は稲庭うどん

手羽元と玉子の甘辛炊き。

ほっといたら際限なく食べるよ!

でも家族の分もあるので適当に。

この日は平日で、

両親は自営業の居酒屋で働いてるので、

食事のあと立ち寄り、

ちょうど仕事を終えて入って来た姉と

軽く飲みました。

めざしなどを齧りながら、

チューハイをちびちびと。

実家の風呂は喋ります。

ボイスで操作をガイドします。

「お風呂わかしてください」

《こんばんは。お湯はりを開始します。

 現在の気温は32度ですので、

 お湯の温度は40度でよろしいですか?》

「あ、はい。お願いします」

《40度でお湯はりを開始します》

「ありがとうございます」

すると、

給湯動作ランプがチカチカと点滅。

それがなんかウィンクのようで可愛らしいです。

なんか実家って、

ハイテクの導入の仕方が偏ってるよなあと思います。

クーラーないのになあ。

家の裏が田んぼなので、

夜はカエルの合唱が響きます。

窓を開けて、

カエルの声を聞きながら寝ました。

朝は姫路名物らしいアーモンドバターを塗った

トーストを食べました。

アーモンドの粒が香ばしくおいしかった。

昼ごはん-110629

昼ご飯は、

昨日の残りと、

キャベツ焼き(お好み焼き風)、

タコやサーモンの造り。

それからデザートに、

タカラブネのチーズケーキを珈琲と。

それから昼過ぎまでくつろいで、

大阪への帰路につきました。

たった一泊だったけど、

とても癒されました。

大阪に戻りたくないという気持ちが

少しだけ湧きます。

まあ帰ろうと思えば

いつでも帰れる。

そういえば、

飛行機で12時間超の外国を

第二のふるさととしている友人がいて、

年に数週間そこに滞在しているのだけど、

そこから大阪へ帰るときの気持ちは

このときのぼくの比ではないんだよなあと思いました。

そりゃあつれえ。

ぼくはそのあと夕方からは

大阪で友人と会ってご飯を食べたり

楽しい時間を過ごしたのですが、

地元でも出先でもこういう時間が過ごせるというのは

ありがたいなあと思います。

ぼくの呼び掛けに

風呂のマシンが応えるというのはうそです(´>ω<`)