焦らし力

人生楽ありゃ苦もあるさ♪

ホントにそうか?

ホントか? ホントだろうな!?

楽ありきの苦なのか、

苦ありきの楽なのか。

卵が先かにわとりが先か。

ぼくがいるからキミたちがいるのか

キミたちがいてぼくがいるのか。

カンカンヘッドは男のロマンなのか。

つまりですね、

みんな笑顔なのが一番楽しい! としたとき、

一斗缶を頭にぶつける痛みの「苦」は、

みんなの笑顔という「楽」と表裏一体である、

とそういうことで、

楽ありゃ苦もあるさ♪ というのは、

楽があるから苦もあるさ、

苦があるからこそ楽あるさ。

という意味なのじゃないだろうか。

感情とういうのはどういうときに昂るのだろうか。

辛いとき楽しいとき悲しいとき嬉しいとき。

たとえば楽しいときって、

普段、毎日24時間楽しいってわけじゃないから、

たまの飲み会とかおいしい食事とかが

たまらなく楽しいのじゃないだろうか。

要はギャップなのじゃないだろうか。

平和につつがなくしていたいのに、

あえてしんどい思いをしないといけないから

辛いんじゃないだろうか。

辛い思いをしたあとに、

暖かい迎えが待っているから嬉しいんじゃないだろうか。

どうなんでしょうか。

苦楽、喜怒哀楽、幸不幸。

人によって、

こういうときはこういう気持ちになれる、

そういう状態を感じられる、

という答えはあるかもしれないけど、

形のないそれらを認識することはむずかしい。

結果的に、自分のそのときの感情がそうだから、

あっ、これはアレだな、

幸せだな、とか、つらいな、と認識してるのじゃないでしょうか。

感情はエネルギーだ。

エネルギーは化学変化で生まれる。

何かと何かの干渉で生まれる。

ある状態からある状態への遷移で生まれる。

摩擦だったり、燃焼・酸化だったり、融解・蒸発だったり。

感情もそうで、

つらいことのあとに楽しいことがあると、

幸せな気持ちになる。

感情は、状態変化の際に生じる摩擦熱や、

気化熱のようなものじゃないだろうか。

そして、

遷移するふたつの状態が大きく違うものであれば、

その違いが大きいほど、

あとに生まれるエネルギーは大きいはずだ。

だからさ、この世のあらゆるつらいことは、

巨大なたのしい気持ちの

準備とか前フリなんじゃないかと考えると、

しんどい状況でも、ふと、視界が明るくなりますよねと、

おなかゴロゴロいってるの

ぎりぎりまで我慢してからトイレに駆け込んだときに

思いました。