昨日の占いの話です

朝の情報番組の占いで

ぼくの生まれ月の運勢が第2位だった。

「今日はミラクルが起こるかも?」

「ラッキーカラーはゴールド」

だと。

占いというのは占いだ。

スピリチュアルだ。

形のないもので、

過程も結果もわからない。

何かが起こったとき、

それが運によるものかどうかは

判断しようがない。

でもぼくは過去に何度か

クルマ運転しててちょっと

コツンとやらかしたことがあって、

それがだいたい占い最下位の日だった。

なので占いは割と信じています。

で、今日はミラクルが起きるかも? と言われた。

ミラクル?

奇跡?

いやあえてミラクルと言ってるんだから

奇跡とは別の意味として考えたほうがいいだろう。

起こる可能性があるのは奇跡ではない。

ミラクルだ。

ミラクルって何だろう。

奇跡との違いは?

なんか、たぶん、

すごいんだけどあんまり意味のないことを

ミラクルと言うのではないだろうか。

30m離れたところから投げた紙くずが

ゴミ箱に入ったとか。

サッカーとかですごい難しい状況から

シュートを決めると

ミラクルシュートなんて言うけど、

決めるのが難しいのに決めたからミラクルなのだ。

そのシュートが決まったことで

悲願だった大会への出場が決まったとか

そのへんの事情に対してではたぶんない。

単純に、

成功確率の低いミッションを達成することを

ミラクルと言うのだろう。

だからぼくに今日起こるであろう

ミラクルというやつは、

ぼくの人生にとって大きな意味を持つものである

ってことはないわけだ。

単なる珍体験としてのミラクルなわけだ。

さて、まあ、でも、おもしろそうじゃないか。

何が起こるのかな。

レストランのランチで、

食後の珈琲を注文してたのに

オーダー通されてなかった。

おかげでそこの珈琲を飲まずに済んだ。

おかげで、だ。

おかげで代わりにうまい豆屋で珈琲豆買うという

発想におよんだ。

おかげで店のじゃなく自分で珈琲淹れたの飲んだ。

店で珈琲を飲むよりも経験値を一回分多く得られた。

レベルアップに近づいた。

一回分である。たったの。

でもこの一回分が足りないために、

いざ!ってときにレベルが足りなかったら?

ここぞ!ってときに満足のいく珈琲を放てなかったら?

そのときの損失の大きさは計り知れない。

計り知れないと思う。思おう。

ありがとうレストランの店員さん。

感謝します。するか。