ひじりさばき

クリスマスでしたね。

メリークリスマステッド!

もう27日ですが

そんなことは些末なことだと

思わせるだけの力が

聖夜にはあります。

聖夜に世の中に満ちたひじりぢからは

二日後の今日にまで効いてます。

鉄壁の防衛網を突破して

敵の本丸への突入を果たしたと思ったら

まだ角が効いてたって感じです。

将棋のたとえです。

で、まあ、そのくらいの濃度の

ひじりですから、

その当日はどうだったのかという話です。

それはもう相当な濃度でした。

酸素って

生き物には欠かせないものですが、

普段の生活圏と少しでも濃度がちがう

酸素はむしろ、

我々の体に害となる場合もあります。

ひじりぢからも、それ自体は

こころにも体にもとても良い働きを

するものなのですが、

聖夜ほどの高濃度値になると

とたんに人体に牙を剥きます。

街を歩いていればよくわかるのですが、

まずひとりでは歩いてられない人が

増えます。

常に誰かに手をつないでもらわないと

平衡感覚がつかめなくなっているのです。

ひじりのせいで。

手をつなぐ相手は異性であることが

多いようですが、

それは性別によって

身体に堆積するひじり型がちがうからで、

男女が手をつなぐことで

お互いのひじりを自らに取り込み、

相手のひじり症を緩和するからですよ。

たまに抱き合ったりするのは、

手のひらだけでは

ひじり症の緩和が追いつかず、

身体のより広い面積を使って

ひじりを交換する必要があるからです。

街には、ひじり症にかかった人のための

休憩所が数多くあり、

そこで休めるようになっています。

椅子に腰掛ける程度では

どうにもならない症状なので、

休憩所にはベッドとシャワーがあります。

休憩よりも治療と言ったほうが

適切かも知れませんね。

治療。

街の休憩所は、

立派な治療施設ということになるので、

わずかな時間でも

利用料は3000円~

というのは

決して高くありません。

保険は適用されないので

注意が必要ではありますが。

それと、この休憩所、

なぜか男女ペアで入らないと

治療効果はあがりません。

ひとりで休憩すると、

ひじり症が悪化する場合もありますので

ご注意を。

ちなみにぼくは今年はあまり

体内にひじりを溜めずに

済みました^^v

ひじりぢからを

常に一定に保つ方法があるのですよ。

聖夜なんて、

仕事して帰って

めしくって酒のんでたら終いだッッ!