いや負けてないですよ?

ザ・グレート・フリー中です。

仕事さがし中。

先日、面接に行って来た。

大都会大阪の大都市ミナミの

ど真ん中の

森羅万象卸問屋に居を構える

ハイソサエティ・カフェのアルバイト。

新規オープンらしいけど、

系列店に属するバリスタ

(珈琲淹れるのがかなり上手な人)

は軒並み世界大会レベルという、

マキシム・ハイ・ポリッシャー

真鍮削り出し人間がいたりする店

なのですが、

ぼくもまあ珈琲好きなので、

まあ、なんとかなるんじゃねーのー?

という真摯な志しを胸に、

応募したのですね。

情報を確認するとその店は、

本場イタリアンバールを精巧に再現した

お店だそうで、

あとバリスタカプチーノに描く

ラテアートがウリだそうで、

あと扱う珈琲豆も一級品だそうで、

バリスタの技術やスタッフの

訓練された接客もウリだそうで、

つまりまあ、

商品と人と店と、

総動員してお客様にくつろぎの

ひとときを過ごして頂こうという

そういうことのようなのですが、

ぼくが目指しているのは

そんなところじゃないんですよ。

もっと遠くを、上を、未来を、

異次元を目指しているんですよ。

結果から言うと不合格だったんですけど、

その熱意を伝えることができれば

合格するんじゃねーのー?

と思って選考を受けたのですね。

珈琲。

珈琲は奥が深いのです。

珈琲豆の風味を決める成分は

900種類以上と云われ、

未だ解明されていない成分もあることから、

その数字はさらに多いことが想定されるそうで、

そのうちお湯に溶けだしやすい成分が残って、

それがカップに注がれた珈琲の味に

なるということなのですが、

900種類超の成分の

どれを多く生み出せる豆を使うか、

どれを際立たせる焙煎をするか、

どれを残す抽出をするかによって、

その味は千変万化するんだけど、

そんなもん人間の舌と鼻で

わかるのかという気もするけど、

音楽だって、

人間の可聴域を超える音波が

含まれるほうが

聴いてて深みが感じられるというのだから、

珈琲のそういう味だって、

知覚できなくてもしっかり

脳みそには届いているはずで、

なんだかよくわからない感動が

あったりするんじゃないかと

考えると、

無限の可能性があるということになり、

無限の可能性があるということは

珈琲を用いてあらゆることが可能である

ということで、

珈琲を飲むことで

スマホの保護フィルムをきれいに貼ることや、

珈琲を飲むことで

人気ラーメン店に日曜日行っても

並ばずに入れることができるかも知れない。

そういう珈琲を淹れることできるという

その可能性はゼロじゃない。

何せ成分が多い。

今デジタルの時代でしょう。

0と1の世代でしょう。

でぢたるの成分は、

つまり、2つだ。

でもその2つで、

ほとんど無限と云えるほどの

いろんなことが出来る。

人気のホテルに格安で泊まれたりする。

ゲームができる。

遠く離れた人とコミュニケーションが取れる。

美しいものを見られる、触れる。

2つの成分で、である。

では900なら?

次元を超えたり

時空を操作したり、

容易なのではないだろうか。

あっちの星からこっちの星へ、

一瞬で行き来することなんて朝飯前。

間違ってますか?

間違っていると証明できますか?

ごめんなさい(^ω<;)

でも少なくとも、

飲んだ人を

驚嘆させ感動させ忘我の境地に陥れ、

そこがイタリアンバールであるとか

有名バリスタがいるとか

BGMが優雅とか、

そういうことが全て無かったことになるほど、

何も見えず何も聴こえなくなるほど、

うめぇ珈琲を淹れることは、

いっしょうけんめいがんばったら

出来ると思うので、

その熱意が伝われば、

あくまで店に従事するけど

それくらいの意気でがんばると

アピールできれば、

合格するんじゃないかと、

そう思う。

不合格だったけど。

イタリアンバールを思わせる

優雅な店の雰囲気に圧倒されたのでした。