笑いに行って泣かされた

先日、近所の劇場にて
ある女性が語る話を聞いて、
この女性に対して尊敬の念をいだいた。
彼女ものごしとかすごいしっかりしてて、
なんというか背筋しゃんとしてる。
なんか立ち居振る舞いの端々に隙が無い。
完璧な作法、言葉づかい。
でもお高く止まってない感じで、
なんか今はすごいお金持ちだけど
今の夫と同棲してたときは赤貧そのもので、
八百屋で野菜の端切れをもらって
生活してたときもあったとか。
まとも以上の生活ができてる今でも、
そのとき世話になった八百屋で買い物するって。
いちおう兼業主婦だけど、
仕事だけじゃなくて、親族の介護や子どもの面倒、
施設の訪問やらのボランティア、刑務所への慰問、
落ち着く時間はほとんどない。
でも自分の時間、
ひとりでゆっくりできる時間というのは
欲しいとも思わないらしく、
それなら家族で出かけたい、と。
いや、なんか、こういう感じだと
うそくさい聖人君子みたいですけど、
本人を見るに、
うそではないオーラが出てる。
なんてステキな女性だ。
この人がついていくと選んだ男性も
相当の羅漢なんですけど、
その馴れ初めとかね、
いや、いい話を聞いた。
皆さんもテレビをつけたら
西川ヘレン師匠を要チェックですぞ。